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【焼豚巻きに挑戦!】

Tokyobike Plus 福岡では、ローカルコミュニティーを大切に、「ユーザーさんも巻き込んで、tokyobikeの楽しさを発見していこう!」というスタンスですので
ユーザーさんにもブログを書いてもらっています。

今回は、すでにいくつかのブログを書き上げてくれている彼(ベーやん)から寄稿されたユニークなカスタム系ブログとなりますので、ぜひご覧ください!

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こんにちは。tokyobikeユーザーの"ベーやん"です。

今回は愛車のハンドルグリップを念願の焼豚巻きに。

 大変な作業ではありましたが、クラフト感満載な焼豚巻きの魅力とその作業風景について、今回少しだけ紹介させてください。

 そもそも「焼豚巻き」とは何か。

 高級なハムや焼豚が紐で規則正しくぐるぐる巻きにされているのを見たことがある方も多いと思います。

 

本来は、焼豚の製造工程で形が崩れるのを防ぐほか、お肉が引き締まって弾力が増すなど様々な効果があるそう。

 今回の焼豚巻きは、その効果とは直接関係がありませんが、規則正しく撒かれた紐と間から出てくるプニプニしたグリップの肉厚感は、本来の焼豚巻きそのもの。

 これをハンドルカスタムの一部として落とし込んだものが今回紹介する焼豚巻きです。

 

名付け親は東京にある自転車の名店ブルーラグさんで、私も初めて見た時にこれはやるしかない!と火がついて今回の挑戦に至りました。

※文章では説明が難しいところもあるので、実際に挑戦される方は、はじめにブルーラグさんのYouTubeを見られることをお勧めします。

 


必要なものは、芯にあたるシリコン製のグリップ。そして、その周りに巻くバーテープと縛り紐です。

加えて、紐の結び目が解けにくくなるほか、劣化を防ぐ効果があるニスも今回使用しました。

 

作業をしたのは、私ともう一人の常連さんの二人で。

私は茶色ベースに黄色の装飾。
もう一人はベージュをベースに茶色の装飾。

 ゆったりコーヒーブレイクを終えた後、早速作業に取り掛かりました。

 

まずは、今まで使っていたグリップを外す作業から。

3年ほど使用したgropesの本革グリップとはこの日でお別れ。

感謝の気持ちを込めて解いていきました。

 

続いてクリーナーを使ってグリップ部分の汚れを綺麗に落とし、準備は万端。

芯となるシリコングリップをはめていきます。

 

今回使用したシリコングリップは、ESIグリップ。

動画での予習はバッチリだったので、すんなりいくと思ったのですが、、、

一番最初から大苦戦しました。

 二人がかりでようやく片方が終わり、もう片方も。

これを2台分終えた後は二人ともヘロヘロ。

 この先が思いやられますが、この苦労があのプニプニへと繋がるんだと言い聞かせて次はバーテープを巻き巻き。 

 初心者の我々にとっては大変な作業ですが、スタッフさんの力も借りながらなんとか巻き巻き。

コツとしては、どの角度から見てもテープの巻き幅が揃って見えるように進めていくこと。

少し引っ張りながらでどうしても力が入っちゃいますが、こういう作業ってなんだか没頭してしまう。

 

そして、私たちが巻いたのがこちら。

なかなか綺麗じゃないですか??

 

一般的に巻き終わりは、下側(見えないところ)にくるのが鉄則ですが、今回の場合はこの後の装飾も考えて上側にくるようにする方がむしろ良いかと思います。

 

 続いて装飾部分。

飾りとしての役割のほか、握りやすいように凹凸をつける効果もあります。

 うん、とっても良い。

 端っこを少しだけハンドルからはみ出させてビロビロにするのがポイント。

機能的な意味はありませんが、個人的にとても好みです。

 最初は黄色が鮮やか過ぎないか心配でしたが、むしろそれが良いポイントに。

 ニスを塗ることも踏まえると、2つのテープのコントラストを考えてもっと明るい色でも良かったかもと思ったほどでした。
まぁこれはこれでとっても可愛いらしい。

 

次にいよいよ紐を巻き巻きする作業。

焼豚に近づけて行きます。 

 こちらも先ほどのバーテープと同じく、前後の幅が肝心。

そして最大のポイントとしては、力を入れて糸を食い込ませていくこと。

 紐と紐の間からハンドルがプニプニ盛り上がってきて、より肉厚感が溢れます。

 

ハンドルの中央側から先端に向かい、また中央に戻って行きます。

その際、先ほどの装飾(黄色のテープ)の中央でクロスをさせていくと美しくなります。 

 最後は結び目を綺麗に整えて完成。

この結び目にもコツがありますが、文章で伝えるには難しすぎるので、ブルーラグさんの動画を見るか、お店に私がいれば伝授いたします。

 

そして、完成したのがこちら。 

 大満足の仕上がりです。

思っていたよりも上手くできて、二人とも自画自賛タイムです。

 とはいえ、ここまで肉体労働で2人ともヘトヘト。
片側が終了したところで2度目のコーヒーブレイクです。

 

 tokyobike plus fukuokaのお隣にあるラウンドカウンターさんのコーヒーをいただきました。

この日はアイスのドリップコーヒー。

風味が効いていて、とても美味しい!

これからの時期は、暑さも相まって旨みが抜群ですので、是非行ってみてくださいね。

 

 さあ、作業に戻ります。
残り片方の巻き巻きも終えて、最後にいよいよニスを塗る作業です。

 使用したのはホームセンターで購入したセラックニス。

ニスにも種類が様々ですが、今回の用途ではセラックニスが敵役だそう。

 そして1回目に塗り終えたのがこちら。

 肉汁溢れる焼豚へと大変身。

このはち切れそうなプニプニ感がたまりません。

塗りたてのニスでジューシーさが増しますね。

 

1回目に塗り終えた後はガサガサなので、数回塗り重ねるのがポイント。そうすることで艶が増していきます。

 グリップのエンド部分にはワインのコルクをはめて、またその上からニスを塗り塗り。

 そして、ニスが乾いて完成した姿がこちら。

出来上がりに感動です。

作業時間はニスの乾燥時間を除いて3時間ほど。

最後の方はヘトヘトでしたが、全部自分が作り上げたことによる愛着と達成感で胸がいっぱいになりました。

 

このクラフト感満載のグリップが、本当に本当にたまらない。
思い出と一緒に私の相棒がさらにアップデートされました。

 

最後に、、、

この作業、なかなかに大変でした。
動画を見て、真似してサクッと、とはいきませんが
大変さ以上に作業に没頭してしまうほど楽しかったのが率直な感想です。

 

焼豚巻きグリップ格好良い!付けてみたい!という方は
是非とも、自分でやってみることをおすすめします。

きっと、愛着が段違いです。

もしその時はスタッフさん経由で私にお声掛けいただければ、私も協力します。
(あの感動に立ち会いたい笑)

 

総評としては、とにかく楽しかった。それに尽きます。
アップデートされた自分の愛車と共に
これからも福岡の街を楽しもうと思います。

この体験記が、tokyobikeユーザーの皆さんのカスタマイズ参考にもなれば幸いです。